事業内容

Business — 海から食卓まで。
01

広田湾の恵みを、一粒の牡蠣に。

三陸の海と、山から流れ込むミネラル。広田湾の潮にじっくり育てられた、身の厚い牡蠣を一粒ずつ丁寧に手がけています。

広田湾は、岩手県陸前高田市と大船渡市にまたがるリアス式海岸の内湾です。背後には五葉山系の森が広がり、雨水と地下水が川を通じて海へ流れ込みます。森由来のミネラルと有機物が植物プランクトンを育て、そのプランクトンが牡蠣の身を太らせる。広田湾の地形と水質そのものが、大粒で濃厚な牡蠣を生む第一の条件です。

養殖サイクルは、夏に種苗を採苗し、秋から冬にかけて筏(いかだ)から垂下する縄に固定して海中で育成、水温が下がりきる11月〜3月を出荷の最盛期とする年1〜2サイクルで運営しています。1本の縄に何粒下げるかという密度管理、潮流と水温に応じた水深調整で身入りをコントロールし、出荷前には海水交換による浄化処理工程を経てから市場・お客様にお届けします。

地元の漁師から受け継いだ技術と、ロットごとの記録(漁獲日・海域・サイズ・出荷先)を組み合わせ、毎日の積み重ねで品質を維持しています。お客様にお選びいただける牡蠣を届けられるのは、その日々の積み重ねがあるからです。

POINT 01

三陸・広田湾の恵み

森・川・海がつながり、植物プランクトンが豊富な海域。広田湾とは →

POINT 02

伝統 × 品質管理

地元の師匠から受け継いだ垂下式の技術と、ロット単位の品質管理を両立。

POINT 03

身入りの調整

密度管理・水深調整で、大粒・身の厚さを狙って育てます。

POINT 04

出荷前浄化

海水交換による浄化工程と、出荷海域の安全管理

→ 広田湾とは — 地理・気候・牡蠣養殖に適した条件を詳しく
→ サステナビリティ — 海と地域への取り組み

広田湾の牡蠣養殖筏
三陸の漁港と漁船
殻付き牡蠣の産地直送イメージ
牡蠣の身のイメージ
02

ブランド「カキ大将」として、全国の食卓へ。

中間流通を介さず、収穫した牡蠣を産地から直接お届け。D2C型のECを運営しています。

「カキ大将」は、広田湾で養殖した牡蠣を、生産者である私たち三人から直接お客様の食卓へお届けするためのD2Cブランドです。市場・卸・小売を経由する従来の流通だと、お客様が手にする頃には収穫から数日が経過し、価格には複数の中間マージンが乗ります。中間流通を省くことで、鮮度・価格・産地のストーリーをそのまま届けられる──これがD2Cを選ぶ最大の理由です。

商品ラインナップは大粒のMサイズ・Lサイズが中心。受注後にその日獲ったロットから選別・梱包し、保冷便で全国へ2〜3日でお届けします。飲食店・卸売向けの業務用出荷(剥き身、殻付き、サイズ違い)にも対応しています。

Instagram・TikTok・YouTubeでは、海の現場・出荷準備の様子・三人の日常を継続的に発信。「誰が、どこで、どんな日に獲った牡蠣か」が見える関係性を大切にしています。

POINT 01

D2Cで中間マージン削減

市場・卸・小売を介さず、産地から直接お届けします。鮮度と価格のメリットを、そのままお客様にお届けできる仕組みです。

POINT 02

大粒のM / Lサイズ

広田湾の身の厚いマガキを、サイズ別にお選びいただけます。

POINT 03

産地直送・全国2〜3日

当日選別・保冷便で全国配送。業務用出荷にも対応。

POINT 04

SNSと連動

Instagram / TikTok / YouTubeで漁の現場と漁師の日常を毎週発信。

Online Store
ECサイト「カキ大将」
サイトを見る →
03

読みもので、海を伝える。

オウンドメディア「三陸牡蠣ジャーナル」で、広田湾の海・牡蠣・漁師の日常を、じっくり伝えています。

なぜ漁師がメディアを運営するのか。理由はシンプルで、現場のことは現場の人間が一番詳しいから、です。スーパーの売り場や検索結果には、産地の事情・養殖の手間・本当の旬・安全性の根拠といった情報がほとんど落ちていません。「カキ大将」を買う/買わないに関わらず、牡蠣を選ぶときの判断材料になる読みものを、産地から直接届けることをメディアの第一目的に置いています。

記事は5つのカテゴリで編集しています。SAFETY(食あたり対策・生食用の見極め方)、COMPARE(三陸/広島/北海道の産地比較)、HOW TO(剥き方・保存・調理)、STORY(陸前高田の漁師の話)、HEALTH(栄養・成分の話)。読者像は「これから牡蠣を覚えたい人」「美味しい牡蠣を見極めたい人」「産地の背景まで知りたい人」を想定しています。

商品案内ページではなく、純粋な読みもの。それが結果として「カキ大将」というブランドの信頼につながると考えています。

Journal
三陸牡蠣ジャーナル
記事を読む →
広田湾の波打ち際
04

次の10年へ、三陸の未来を。

養殖とECの垂直統合を起点に、飲食・体験・輸出事業へ。地域水産業の次世代モデルを目指します。

私たちが取り組んでいるのは、単に牡蠣を売ることではありません。三陸の海と担い手を守り育て、次の世代に引き継いでいくこと。そのために、養殖と販売を中心軸に、隣接する4つの事業領域への段階的な拡張を計画しています。

FUTURE 01

飲食事業

産地で獲れたての牡蠣をその場で味わえる直営店・牡蠣小屋を構想しています。立地は広田湾の漁港近隣を第一候補に、産地観光と食を結ぶ拠点として位置付けます。

FUTURE 02

体験事業

養殖筏の見学、収穫・剥き身体験、漁師との対話会といった漁業体験プログラムを準備しています。観光振興と同時に、地域経済への波及・若年層の漁業理解を目的としています。

FUTURE 03

輸出事業

アジア(香港・シンガポール等)と中東への三陸牡蠣の展開を、中長期の視野に入れています。輸出に必須のHACCP対応は段階的な導入準備を進めており、確立後に本格着手する計画です。

FUTURE 04

人材育成

三陸の漁業全体で深刻化している担い手不足に対し、研修体制と移住支援を組み合わせた育成プログラムを段階的に整備しています。採用情報と一体で運用していきます。

05

養殖から発信まで、すべて自分たちの手で。

生産(養殖)→加工→販売(D2C)→情報発信(メディア)。一連の流れを一貫して行うことが、私たちの中心的な戦略です。

従来の水産業では、漁師(生産)→産地仲買→市場→卸→小売→消費者、という多段階の流通が一般的です。各段階でマージンが乗り、情報が削ぎ落とされ、産地と消費者の距離は次第に遠くなっていきます。「広田湾で誰がどう獲ったか」という情報は、店頭に並ぶ頃にはほとんど残っていません。

私たちは、養殖(事業01)→加工・出荷(事業01・02)→D2C販売(事業02)→情報発信(事業03)までを、自分たちの手で一貫して運営しています。これにより、次の3つの価値をお客様に直接お届けできます。鮮度(出荷から到着まで2〜3日)、価格(中間マージンを省いた分を価格に還元)、ストーリー(誰が・どこで・どんな日に獲ったかが伝わる)。

中長期では、ここに飲食・体験・輸出事業(事業04)を加え、「広田湾の牡蠣」という産地ブランドを、商品として・体験として・情報として、複層的にお届けしていく形を目指します。地域水産業の次世代モデルとして、垂直統合は単なる効率化ではなく、産地と消費者を再びつなぎ直すための仕組みだと考えています。

POINT 01

4事業を一本に

養殖・販売・メディア・将来の飲食/体験/輸出を、同じ理念で結びつける。

POINT 02

中間流通の課題

従来の卸売モデルが抱える鮮度劣化・情報欠落・価格構造の問題を、垂直統合で解消する。

POINT 03

顧客への3つの価値

鮮度・価格・ストーリーを、削ぎ落とさずに届ける。

POINT 04

地域水産業の継承

担い手不足の三陸で、若い世代が水産業を選べる環境をつくる。

飲食・体験事業の展開イメージ